はじめに|夏の手しごと。レモンシロップ作りを選んだ理由
気温がぐんと上がってくるこの季節。さっぱりした味が恋しくなりますよね。
我が家は初夏の手しごととして、今年は「レモンシロップ」を作ることにしました。
子どもと一緒に作れる手軽さと、できあがった後もいろいろな飲み物やお菓子に使える万能さが魅力です。
今回は、そんなレモンシロップの作り方とを写真付きでご紹介します。
材料と用意するもの
レモンシロップは、材料がとってもシンプル。今回はレモンと氷砂糖、お好みではちみつを仕上げに入れて作ります。

材料(目安)
- レモン:5個(約500g)
- 砂糖:レモンの重さと同量
- はちみつ(お好みで):大匙3~4
砂糖は上白糖でもいいですが、コクを出したいときは氷砂糖やきび砂糖がおすすめです。
保存瓶は、口が広くてしっかりフタが閉まるものを用意します。
詳しい選び方や消毒の方法は、次の項目で紹介しますね。
レモン選びのポイント
レモンはできれば国産のものを選ぶのが安心です。輸入レモンは防カビ剤やワックスが使われていることが多いので、皮ごと使うレモンシロップにはあまり向きません。
とはいえ我が家は、今回は外国産のレモンで作りました。あまりこだわらない方は、お手頃な外国産レモンでも十分だと思います。
見た目のポイントは
- 皮がなめらかでハリがある
- 黄色がしっかり濃いもの(酸味が少なく仕上がりやすい)
青っぽいレモンは爽やかですが酸味が強め。甘さ控えめが好きならおすすめです。
保存瓶や道具について
保存瓶はしっかり密閉できるものを選びましょう。ガラス瓶だと中身が見えて仕上がり具合もわかりやすいです。
今回わたしは、ダイソーで200円の容器を購入しました。
使う前は必ず
- 熱湯で煮沸消毒する
- 水分を完全に拭き取って乾かす
この2つを忘れないでくださいね。水分が残っているとカビの原因になります。
レモンを切る包丁やまな板も、アルコールで拭いておくと安心です。
作り方の手順
レモンシロップの作り方はとっても簡単。3つのステップで完成です!
1.レモンをしっかり洗って切る
レモンは皮ごと使うので、流水でよく洗ってから皮を軽くこすります。
ワックスや汚れが気になるときは、塩をふってこすり洗いするのもおすすめ。
水気をしっかり拭き取ったら、5mmほどの輪切りにします。薄すぎると煮崩れやすく、厚すぎると味が出にくいのでこのくらいがちょうどいいです。
2.保存瓶にレモンと砂糖を交互に重ねる
消毒して乾かした保存瓶に、レモン→砂糖→レモン→砂糖の順番で重ねていきます。
全部詰めたら、最後にはちみつでフタをするようにたっぷりのせるのがポイント。


砂糖が少ないとカビやすいので、レモンと同量以上は入れるようにしましょう。
3.保存の方法と完成までの流れ
フタをして冷蔵庫へ。1日1回瓶をゆすって砂糖を溶かし、3〜5日ほどで全体に液が上がってきたら完成です。
早く使いたいときは、砂糖を氷砂糖ではなくグラニュー糖にすると溶けやすくなります。
完成後の楽しみ方とアレンジ方法
レモンシロップができあがったら、いろいろな楽しみ方があります。定番からちょっとしたアレンジまで紹介しますね!
炭酸水で割ってレモネードに
一番簡単で爽やかな楽しみ方。
シロップ大さじ2〜3に冷たい炭酸水を注ぐだけで、お店みたいなレモネードが作れます。

まだ炭酸が飲めない4歳の息子は、天然水と氷を入れたレモンジュースで楽しんでいます。
ヨーグルトやかき氷のシロップに
完成したレモンシロップをヨーグルトにかけると、甘酸っぱくてさっぱり。
今の季節なら、かき氷にかけても◎。レモンスライスを一緒にのせると見た目もきれいです。
料理に使ってレモン風味を楽しむ
鶏肉のソテーや豚のしょうが焼きに、仕上げにレモンシロップをひとたらし。
甘酸っぱさと香りが加わって、いつもの料理がワンランクアップします。
ドレッシングやマリネ液に入れるのもおすすめです。
まとめ|親子で季節を味わう、ちょっとした台所しごと
レモンシロップは材料もシンプルで、思い立ったらすぐに作れるのが魅力です。
レモンと砂糖だけなのに、炭酸や紅茶、ヨーグルト、料理やお菓子にまで使える万能さがあります。
包丁でレモンを切るところ以外はとても簡単なので、子どもと一緒に作るのにもぴったり。
自分で詰めた瓶がだんだんシロップになっていく様子に、子どもも喜んでくれますよ。
保存瓶や道具をしっかり消毒しておけば、冷蔵庫で2〜3週間は美味しく楽しめます。
長く保存したいときは、シロップを製氷皿で凍らせておくのもおすすめです。
季節の手しごととして、ぜひおうちでレモンシロップ作りを楽しんでみてくださいね!